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第5回接着・接合EXPOを見学

第5回接着・接合EXSPOは、「第12回高機能素材Week」展で開催される展示会の一つです。「高機能素材Week」展は、フィルム、プラスチック、金属、複合材、セラミックスなど、最先端の材料技術の展示会です。この展示会は、下記の9個の展示会の同時開催です。
第10回:メタルジャパン、   第6回:セラミックスジャパン、
第4回:コーティングジャパン、 第10回:高機能プラスチック展、
第12回:高機能フイルム展、   第21回:光・レーザー展、
第5回:接着接合EXSPO、     第1回:サステナブルマテリアル展、
第31回:電子ディスプレイ産業展,

本展示会の会期は、2021年12月08日 ~ 2021年12月10日、会場は幕張メッセ、出展会社は約700社でした。
コロナ禍の影響で、今回の出展企業が少ない印象です。会場内の入場者数は、午後になると入場数が多くなり、通路を真っ直ぐ歩けないほどの人混みでした。
今年の「第5回:接着接合EXSPO」のHPで、「拡散接合」で検索しますと、3件下記の企業が表示されます。

  1. 拡散接合、東北特殊鋼
  2. HIP合金造立金型、平井工業
  3. 異種金属の接合 ヤマテック

第1回接着接合EXSPO(東京ビックサイト)では、「拡散接合」での検索ヒット数は10件。第2回接着接合EXSPO(幕張メッセ)では、検索ヒット数は1件でしたから、今回は増加しました。
東北特殊鋼の注目された展示品は、2種類の直径30cmの微細加工した薄板の接合体です。一つはステンレス鋼薄板と銅薄板を積層した接合体で、他方はチタン薄板の接合体です。東北特殊鋼でのこれまでの最大サイズの展示品で、また微細加工した薄板のチタンの接合技術も確立したようです。半導体製造装置の静電チャック用の開発を意識させる製品です。また、磁歪特性を発現する異種材料のクラッド接合体の展示もあり、振動を与えることで電気の発生を体験できるものでした。
平井工業では、押し金型の先端エッジ部を、ニッケル系・コバルト系粉末焼結体を鉄鋼材料とHIP処理で接合した製品で、長さ1m近い製品もありました。
ヤマテックでは、スプールブッシュの展示等がありました。配布資料で、「ステンレス鋼の引張試験結果」、「SKD61接合体の引張試験、シャルピー試験結果」の公開のほか、「微細流路を持つ水素ステーション用マイクロ熱交換器」、「銅製平板ヒートパイプ」等の実績の紹介もありました。
 

2021.12.09

 幕張メッセで開催された、接着・接合EXPO(2021.12.09)

 

 

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