WELLBOND 拡散接合 情報館


HOME

活動・調査報告

拡散接合とは

拡散接合の実用例

拡散接合面は

拡散接合の原理

拡散接合の仲間

拡散接合の本

陽極接合

大橋修の経歴

WELLBOND

LINK

 

接合関連情報

拡散接合 Q&A

金属技術史

木目金の作り方

2.3 工業設備での木目金

 三菱金属(三菱マテリアルの前身)が1978年に、色の異なる金合金板を積層して、ダイヤゴールド(現在は製造中止)と称した、各種アクセラリーを販売しました。接合法については、溶接学会界面接合研究委員会(資料番号:IJ-15-87、1987年)で、講演題目「特殊金属材料と界面接合——金合金複合材料への応用——」で報告されています。本報告では、接合部の接合強さは、母材の強さの約90%程度で、強固に接合しています。
 接合条件の詳細は、下記です。
  接合材料 :18K金合金
  拡散接合採用理由 :微細な縞模様を得るための寸法精度の高い接合が必要
  拡散接合以前の製作方法 :ろう付け
  接合条件 
   温度:700℃、   圧力: 10MPa
       時間: 10min     雰囲気: 真空(10-3Pa)
        表面処理 : 酸洗
   インサート金属 : なし

 下記は、ダイヤゴールド(販売パンフレットから)の写真。

mokumegane mitsubishi[

ダイヤゴールド(三菱金属)
  

 接合部を中央部で切断して、その断面を光学的顕微鏡で観察した結果、「空洞などの欠陥がない」こと。また接合部の元素の拡散状態の観察から、「異種金合金間で相互拡散が発生して接合している」ことを述べています。

mokumegane mokumegade diffusion

   接合部の断面組織          接合部での元素の拡散状態

 

戻る