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金属技術史

木目金の作り方 

1.5 伝統工芸日本金工展に見る「木目金」作品

 伝統工芸日本金工展は、「公益社団法人日本工芸会」の金工部会展として、会員並びに一般金作家の育成を主たる目的として発展してきています。今年(2015年)で第44回を迎えております。
 なお、公益社団法人・日本工芸会は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。伝統工芸の専門分野別の組織として、7部会(陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸)に分け、伝統工芸技術の発展と向上のために活動しています。
 色金を何層も積層接合した木目金を鍛金加工で成形して、多くの木目金作品が制作され、金工展で見ることができます。

第44回伝統工芸、日本金工展での「木目金」作品

番号 作品名 作者
1 木目金花瓶 重要無形文化財保持者 玉川宣夫
2 金銀銅杢目金華厳鍛花器 林美光
3 杢目銅接合せ一輪挿し 千貝弘
4

木目金花瓶

玉川達士
5 杢目金打出茶器 佐故龍平
6 木目金湯沸 新井創永

第43回伝統工芸、日本金工展での「木目金」作品

番号 作品名 作者
1
玉川達士
2 木目金花瓶 重要無形文化財保持者 玉川宣夫
3 金銀銅杢目金切嵌葉文飾箱

林美光

4 杢目銅接合せ一輪挿し 千貝弘
5 木目金切嵌煙管 須佐真

 なお、作品:木目金花瓶(石洞美術館賞)には、下記のような受賞解説があります。
「この作品は、鍛金という金属をたたいて成形する技法で作った作品です。地金は木目金で、これは異なった金属を何層にもしてたたき溶着させた物で、今回は赤銅・四分一銀・銅を13枚も重ね合わせたものです。作品の印象は一見平凡な形をしていますが、木目を上手に使い、若々しさとおおらかさを感じる優秀な作品です。」

 展示会でみて、「赤」が印象的でした。

 

 

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