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拡散接合する際、固体と液体が共存する温度領域で、加圧・加熱して接合した際には、割れが発生します。 2017アルミニウム合金の固液共存温度領域で拡散接合した際、液相量が2〜3%の場合、液相が結晶粒内に比べて接合界面に優先的に形成され、接合過程を大きく促進します。しかし、これ以上の液相量では,粒界で割れが発生し、接合強さは大きく低下します。 また、5052Alや6063Alを接合する際、接合界面に2024Al板を挟んで、550℃で接合します。5052Alや6063Alは溶融しない温度ですが、2024Alは部分溶融します。接合時の圧力で、接合部に割れが発生します。
この他、液体金属脆性を発生し易い金属の組み合わせの場合、それらを接合部へのインサート金属として使用しない事も重要です。SUS304ステンレス鋼の拡散接合する際、銅をインサート金属と使用しますと、割れが発生する事があります。
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Al合金の固液共存温度領域
2024Al合金内の割れ(銅の偏析部が液相となり、割れが発生)