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第7回接着接合EXPOを見学第7回接着接合EXPOは、2023年10月4日(水曜日)から6日(金曜日)まで、幕張メッセにて開催されました。光・レザー技術展、高機能セラミックス展、サステナブルマテリアル展等の同時開催です。 JR海浜幕張駅の改札口あたりから多くの人で溢れ、会場まで人の列が続きました。最近は、自宅で入場券をプリントして持参することで、会場での入場手続きがなくなりました。朝10時入場でしたが、スムーズに会場への入場ができました。
第7回接着接合EXPO 会場風景 本展示会での「金属の接合」に関しての展示は、異種金属の適用例が多く見られました。金属の接合では、(1)界面での滑りを付与しての加圧接合と、(2)単純に接触させてする加圧接合があります。単純に接触させてする加圧接合では、(2.1)常温で大きな変形での接合加工、(2.2)中温度域での接合加工、(2.3)高温度域での接合加工、さらに(3)接合装置炉の展示がありました。 (1)界面での滑りを付与しての加圧接合、 超音波接合機で、加圧力の追従性を高めるためスプリング加圧追従機構を採用して、安定した接合部を達成したようです。アルミと銅板の接合で、接合部面積が8mmx8mm、接合界面に金属間化合物の形成なく接合できるようです。
アルミと銅の超音波接合(日本アビオニクス) ○銅/アルミ、SUS/アルミのFSW、LFW接合(日本軽金属) FSW(摩擦撹拌接合)、LFW(線形摩擦接合)での銅/アルミ、SUS/アルミの接合例の展示がありました。熱伝導の良い銅とアルミでは、従来LFW では困難ですが、うまく接合できていました。アルミと銅のLFW(線形摩擦接合)例(日本軽金属 (2)単純に接触させてする加圧接合 各種金属のクラッド材箔(プロテリアル) (2.2)中温度域での加工・Al/Cuクラッドヒートシンク(日本軽金属) 厚板のアルミと銅の接合界面へ大気が浸入しないよう、真空に排気した接合体を加熱した状態で圧延すると、アルミと銅の接合クラッド材(A1050/C1020銅, A6063/ C1020銅)を製造できる。クラッド材のアルミ側を切削加工したできたヒートシンクの製作例である。Al/Cuクラッドヒートシンク(日本軽金属) (2.3) 高温度域での接合加工、 円筒形アルミナの端部にサファイヤ板を接触させ、高温での熱処理加工で、接合体を形成した例の展示がありました。
アルミセラミクスとサファイヤの接合(京セラ) ○各種拡散接合品の展示(東北特殊鋼) 異種金属の接合では、各種異種金属の接合で、90°の曲げ試験を施工して、施工後も接合部での割れの発生のないことの展示がありました。アルミ/アルミ、アルミ/純アルミ、純銅/純銅、SUS304/Cu/SUS304、純Ti/純銅/純Ti、SPCC/純銅/SPCC、Ni/SPCCNi、磁歪材/Ni、純Ti/Al、SUS304/Alなどの接合ができます 。 各種異種金属拡散接合品の曲げ試験片の展示(東北特殊鋼) ○ベイパー・チャンバー(DNP) ベイパー・チャンバー(DNP)
(3) 接合加熱炉(富士電波工業、広築、島津製作所、シンターランド) 各種金属の拡散接合品(富士電波工業)
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