第2回オートモティブワールド展を見学

第2回オートモティブワールド展が、2023年9月13日（水）〜15日（金）の期間で、幕張メッセで開催された。開催の2日目の10時からの見学であったが、会場内は見学者で溢れ、一部の通路では、 身動きが困難なところもあった。

　展示会場風景（2023.9.14）　

セミナー講演で, 「通電加熱加工技術を用いたグランド材・接合材製造装置」と題して、エスエスアロイから講演（30分）があった。講演のポイントは、下記でした。

1. 通電熱加工技術　---　加圧とパルス通電加熱
2. 通電熱加工技術のニーズとシーズ　---難焼結材の固化成形、異種材の接合
3. エスエスアロイの技術　--- ホットウオール、加熱温度の均一化技術、周期的加圧法　
4. 製品ラインナップ　---  小型実験装置、大型装置、クラッド材製造装置など

接合関係の展示では, エスエスアロイと三條機械製作所からの展示でした。
エスエスアロイの展示ブースでは、セミナー講演で紹介された、異種金属の接合例と、金属箔のクラッド例などがあった。

エスエスアロイの接合サンプル（異種金属例）

三條機械製作所でのブースでは、EV用のモータシャフトの組み立て例の展示があった。パイプにネジ加工を施して、ネジを締め付けることで接合面に加圧力を与えてモータシャフトの組み立て後、真空炉での熱処理で接合を行うものである。各種の形状のモータシャフトの展示があった。このプロセスで、異種金属パイプ（SUS430と炭素鋼、SUS304と炭素鋼、Ti-6Al-4Vと炭素鋼）での施工したパイプ継手の展示のほか、その接合部の顕微鏡組織観察の展示もあった。

モータシャフトの組み立て接合例

　

 

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