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「第5回微細加工EXPO」を見学「微細加工EXPO」と同時開催で、「自動車部品加工EXPO」、「エレクトロテストジャパン」、「プリント配線板EXPO」等が同時開催されました。全会場で金属を固相状態で接合する技術を見学しました。 最新鋭C-SAMハイエンド機種(Gen6 C-SAM,日本バーンズ製)での測定 高解像度スキャンニングシステム(IS—350、インサイト製)での測定 今回の見学で、印象に残った技術について紹介します。 1. 圧接での加圧法 抵抗溶接、超音波溶接等では、加圧しながら電流や超音波を付与します。接合部での金属が加熱で軟化しますと、接合部への電気・超音波エネルギーの付与の制御が一定とならず、接合部品質の不安定化の原因となります。そこで、加圧機構にスプリングを内蔵させて加圧力の追従性を向上させ、銅とアルミの「ハーネス」、「バスバー」の接合組み立てに成功しています(日本アビオニクス)。抵抗溶接、プロジェクション溶接でも接合プロセス中、加圧力の制御がポイントです(アマダミヤチ)。 2. オプティカルフラットでの接合 溝加工した石英ガラス表面をオーダーレベルへ平滑研磨して各種の中空部品の組立例の展示。表面に吸着した水酸基の結合で石英が常温で接合できます(コニックテクノ)。 3. 機械的締結法での接合法 硬い金属内(鉄鋼材料)へ、軟らかい金属(アルミ)を圧入して、アルミを塑性変形させて接合する方法で、印刷部品へ適用されている。 4. アルミ製ヒートパイプ 金属箔をフォトエッチングして積層拡散接合したヒートパイプは、昨年の今展示会でありました。今回は、アルミを精密押し出し加工した部材内に水やフロンを満たして端部をアルミろう付けして製作した厚さ2.1mm,幅70mm、長さは各種のヒートパイプ。曲げ等の加工性も高いようです(Leading Edge Associates)。戻る
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