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緊急地震速報と新幹線

 先日、8月8日午後4時56分、緊急地震速報が発令されました。奈良県で地震が発生。それと同時刻に伊勢湾沖に設置された地震計のデータから、「緊急地震速報」の発表となり、関西地区では多くの鉄道が運転を一時停止しました。しかし、幸いにも地震の揺れは観測されず、誤発表でした。伊勢湾沖の地震計の「電気的ノイズを地震波」と判断した事によるものでした。
 地震の発生源から、地震波P波とS波が同時に発生します。この両者の波の伝搬速度に差があります。この緊急地震速報は、「地震発生の小さな揺れ(P波)をとらえて、大きな揺れ(S波)の前に震度や震源などを予測」して、発表されます。

 この緊急地震速報時に、新幹線に乗り合わせ、米原から京都の向けての直線区間を最高速度での走行運転中でした。突然、車内の照明蛍光灯が消灯して、補助灯のみとなり、車両は走行速度を落とし始めました。また、車内の乗客が持つ携帯電話から「緊急地震速報」を知らせる「ぴーぴー」の音。大きな地震の発生と思い、窓から電線の揺れがないかと眺めておりました。車両が停止後、車内のアナウンスで、「停電が発生しました。小田原―新岩国間の区間で停電中です。停電の原因を調査中です」とのこと。新幹線の車掌には、緊急地震速報の発生が、分からないようです。
 新幹線の停電では、照明と空調が停止します。15分間の停電が回復して空調も再開しましたので、車内で暑く感じる事はありませんでした。停電の回復後、何もなかったかのように高速運転を開始して、緊急停車時間の「15分」遅れて、新大阪へ。
 大阪の在来線も15分程度の遅れでの運転でしたが、その運転間隔がまばらで、ひどく混雑している車両もありました。
 新幹線の時刻表を調べてみますと、この日午後5時から6時の1時間の間に10本の列車が、京都駅を発車します。6分間隔で発車する列車を15分間止めた後、また大きな乱れもなく再開できる、新幹線の運行システムに驚きました。

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