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復元工事を完了した赤煉瓦東京駅の見学

 JR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎が10月1日、5年に及ぶ保存・復元工事を終え公開となりました。これを記念して、JR東日本の「大人の休日」で東京駅見学ツアーが企画され、応募したところ運よく、10月30日、見学する機会を得ました。昭和20年の大空襲で焼失した3階部分と南北のドーム屋根がそろい、大正期の創建当初の威容が首都中心部によみがえりました。駅舎は全長約335メートル、幅約20メートル、尖塔部を含む高さは約45メートル。明治建築界の第一人者、辰野金吾が設計、大正3(1914)年に開業した。褐色の化粧れんがに白い花崗(かこう)岩を帯状に配したデザインとビクトリア調のドームが特徴です。
 屋根の一部は、東日本大震災で津波被害を受けた宮城県石巻市の雄勝産「天然スレート」を用いています。戦後に完全な形での再建を断念し、八角屋根の2階建てとして昭和22年に修復した。JR東日本は平成19年に保存・復元工事を開始。駅舎の空中権を周囲に移転、売却する方法で費用を捻出したとのことです。

 東京駅の1階部分は保存部分で、3階と屋根は復元部分です。地下1階と2階は、新設分でここに免震装置が新設されました。地上部分と地下部分の間に免震ゴムとオイルダンパーを設置し,耐震性能を向上させています。詳しくは鹿島建設のホームページを参照ください。2階,3階には東京ステーションホテルがあります。その廊下に創建当時の写真、今回の復元工事前の写真が掲載されておりました。復元工事に細部にわたって忠実に再現されております。レンガを積み重ねる方法においても細部が美しく見えるような手法がとられております。細部にこだわった昔の巧みに感心させられました。

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大正3年竣工した東京駅

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改装前の東京駅

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復元工事を完了した東京駅(駅舎の空中権を売却した結果周りの建物に埋没)

 

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