WELLBOND 拡散接合 情報館


HOME

活動・調査報告

拡散接合とは

拡散接合の実用例

拡散接合面は

拡散接合の原理

拡散接合の仲間

拡散接合の本

陽極接合

大橋修の経歴

WELLBOND

LINK

 

接合関連情報

拡散接合 Q&A

金属技術史

世界最大級の揚水式発電所(神流川発電所)を見学

 「大きな揚水式発電所が建設されている」ことは、「大きな土木工事の一つ」として聞いていました。インターネットで調べたところ、見学出来るとのことで申し込み、神流川発電所を見学しました。
 電気の使用量は、深夜には昼間の半分程度に減少します。昼間の電気の需要の大きい時に上部ダムから下部ダムへ水を落として発電し、夜間余裕のできた電力で発電機の水車を逆回転させて水をくみ上げ、再び昼間の発電に使用します。電気を蓄えることができませんが、揚水式発電所は、一種の蓄電器の役目を果たします。
 信濃川水系南相木川の最上部に上部ダム(南相木ダム)と利根川水系神流川の最上部に下部ダム(上野ダム)を建設し、この間の落差653mを利用して、単機出力47万kWの発電電動機6台で、最大出力282万kWの発電を行う計画。完成すると世界最大級となります。因みに、黒部川第四発電所は、最大出力33万kWですから、発電量が大きいのが分かります。
 神流川発電所見学ステーション(群馬県多野郡上野村大字楢原)で、概要説明の後、専用バスで発電所へ。日航ジャンボ航空機墜落事故現場への道路から外れて、御巣鷹山の中腹にある現場まで、約30分の道のり。バスを降りると、外は猛暑ですが、至って快適な気温。
 完成すると発電機4台が並ぶ大きな空間に、現在稼働中の発電機1号機。そして建設中の2号機。発電機の回転音がこだましていました。

 見学を終えて、下部ダムを見学しましたが、発電を終えた水がダムの上部へせまり、水位が時間とともに上昇しているように見えました。この大量の水が夜間にくみ上げられ、朝にはダムの底が見えるとは、スケールの大きさと電力の使用量に驚きました。(2010.8.18)

戻る