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1.5 拡散接合の特徴について考える。(異種金属の接合で問題があるのに)拡散接合の特徴は、本HPの実用例にも述べたように、下記のように要約できるでしょう。
異種金属、異種材料の接合が出来るのは、拡散接合などの大きな特徴です。しかし、材料によっては相互拡散で接合界面での反応物(金属間化合物、カーケンダルボイド)が生成し、高温で接合作業をする拡散接合では、この反応を抑える工夫をする必要があります。
施工温度が低いプロセスでは、現在実用化されている異種金属は多様です。施工温度を下げるため、接合面をイオン衝撃などで清浄化して接合する方法で、半導体材料の接合に成功しています。また、イオン衝撃と圧延を併用する方法で、各種異種金属箔同士の接合が可能となっております。相互拡散に伴う問題を避けるため、接合温度を下げたい。接合温度を下げるため、接合面の酸化皮膜の影響を少なくするため、圧延時接合界面に大きな塑性変形を与えて、接合する方法も有効です。 戻る |
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