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金属技術史

第9回アジア鋳造技術史学会に参加

 第9回アジア鋳造技術史学会が、8月28日〜29日、中部大学名古屋キャンパスで開催されました。翌日30日のポストツアーでは、名古屋市立博物館を訪問して、中国の古代鏡を見学。
 興味深い講演発表は、「東大寺金銅八角灯籠の火袋枠の平面度3Dの計測」(富山大学、三船温尚)でした。八角灯籠の制作技法(型制作、分割・一体鋳造、鋳造後の切削研磨仕上げ等)を検討するため、正確の形状測定データの紹介があった。大型青銅製品の形状をレーザでの測定し、鋳造枠の直線性の精度が高く、鋳造枠60cmで基準線に対して、変位は最大2mm程度で、精度が高いことが紹介された。
 「韓国で出土した青銅器の金属組織と製作方法」(富山大学、長柄毅一)では、出土した青銅器の断面の組織観察、組成分析を行い、錫を20%以上含むCu-Sn合金、錫を7〜11%、鉛を9〜20%程度含むCu-Sn-Pb三元系青銅であること。また、熱処理の技術が高いことも報告された。
 金属製擬宝珠の製作技法—分割法について—(杉本和江)では、橋・社寺などの高欄の取り付けられている宝珠を、観察・調査での報告です。分割・鋳造され、ハンダ付けで組み立てられているとの報告でした。
 ポストツアーでは、名古屋市立博物館で「松本勝弘氏所蔵の中国鏡の見学」。100面余りの中国鏡の見学。(2015.9.1)

 

 

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